慶應通信の合格できる志望理由書の書き方をご紹介します。
慶應通信では志望理由書に合格することで入学が可能となりますが、毎回一定数の人が落ちていることから、誰でも合格できる試験ではありません。
しかし、小論文の書き方の基本を押さえつつ、設問に対して明確な回答を記載することができれば、問題なく合格することができるでしょう。
なお、小論文の書き方の基本については以下の記事をお読みください。
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志望理由書に関する注意点
私は小論文の書き方をきちんと勉強してから志望理由書を書いたため、問題なく一発で合格しています。
ここでは、私がどのように志望理由書を書いたかというノウハウを、全て公開したいと思いますが、私が実際に書いた小論文をそのまま公開することはありません。
というのも、実際に大学に提出した論文やレポートは、大学の管理化に置かれていると私は思っています。
それをネット上に公開する行為は、たとえ実際に論文を書いた本人であろうと、あまり良い行為ではありません。
また、慶應通信のニューズレター(定期刊行物)にも、ネット上に書かれている小論文や、有料での添削サービスに対する注意喚起が書かれていました。
このことから、あくまでもここで公開するのは志望理由書の書き方であり、見本ではないことをご了承ください。
上記にも書きましたが、中には有料で志望理由書の書き方やサンプルを販売している輩もいますが、絶対にお金を払わないように気をつけましょう。
3種類の志望理由書
慶應通信の入試に提出する志望理由書は3種類あります。
①志望した学部・類で何を学ぼうとしているのか、①過去の学習経験、②将来の展望、のいずれにも触れながら、具体的に述べなさい。(720字以内)
②自分の学びたい学問領域に関わる書籍を一冊選び、概要を簡単にまとめた上で、自身の視点から詳しく評論しなさい。(720字以内)
③なぜ慶應義塾大学の通信教育課程を選んだのか述べなさい(150字以内)
上記の3種類の小論文に合格することで、慶應通信に入学することが可能になります。
①志望した学部・類で何を学ぼうとしているのか、①過去の学習経験、②将来の展望、のいずれにも触れながら、具体的に述べなさい。(720字以内)
この小論文に関しては、実際にあなたが慶應通信で学びたいことを書くことになります。
私の場合は法学部に入学しましたが、法学部の場合はどうして法律に興味を持ったか、そして法律をどのように学んでどう活かしていきたいかを書くことが大事です。
慶應通信に入学しようと決心したならば、何か学びたい学問が一つはあったと思います。
どうしてその学問を学びたいのか、学んだことをどのように活かしたいのかを素直に書くことが非常に重要です。
また、過去の学習経験を書く必要がありますが、その学部を選択するということは、何かしらの勉強はしたことがあると思います。
例えば、投資経験から経済学部に興味を持つとか、読書が好きなことから文学に興味を持つとかでもいいのです。
私が志望理由書に記載した内容も、過去の仕事の経験から法律に興味を持ったという内容なので、そこまで立派なことを書いたわけではありません。
大事なことは過去ではなく将来ですので、ここはそこまで重要ではないでしょう。
結局のところ、学部で勉強した学問を、社会生活においてどのように役立てたいかを明確に書くことが大事です。
②自分の学びたい学問領域に関わる書籍を一冊選び、概要を簡単にまとめた上で、自身の視点から詳しく評論しなさい。(720字以内)
この小論文は書評を書くことになります。
注意点として、選ぶ書籍は必ず学部に関係のあるジャンルにしてください。
法学部に入学したい人が哲学の書籍を選ぶとか、そういう意味不明のことをやったら、まず落ちると思ってもいいでしょう。
そもそも、入学したい学部と関係のないジャンルの書籍を選ぶということは、その学部に興味がないと言っているようなものです。
そのため、必ず学部と書籍のジャンルは一致させるようにしましょう。
また、書籍選びは重要なので、色々と検索してみたり、図書館に足を運ぶなども大事です。
小論文の書き方としては、テーマにも書いてあるとおり、最初は概要を簡単にまとめます。
文字数が720字であり、多くても半分以内で概要を書く必要があることから、少ない文字数でどれだけ分かりやすく要約できるかが大事です。
概要を書いたら、次は自身の視点からの評論になります。
論文の基本として、問いを立てるというものがあります。
問いを立てると聞くと難しく感じるかもしれませんが、書籍を読んだ中で疑問に感じたことを、問いとするのが無難です。
選んだ書籍を読んでも何も疑問を感じなかったとしたら、あなたはその書籍の内容を一度読んだだけで完璧に理解しているということになります。
でも、よほど簡単な内容の書籍ならともかく、志望理由書に選ぶような書籍でそのようなことはありませんよね?
何か一つは疑問に感じる部分があるはずですので、その疑問点を深堀りすることが、この小論文においての重要な部分です。
疑問点に対して多角的に考察し、明確な答えを示すことが論文に必要なことになります。
③なぜ慶應義塾大学の通信教育課程を選んだのか述べなさい(150字以内)
この小論文はわずか150字であり、Twitterの140文字と近いくらいの文字数です。
つまり、短い文章の中に、慶應義塾大学の通信教育課程を選んだ理由を書く必要があります。
おそらく大半の人は、慶應義塾大学のネームバリューで選ぶと思いますが、それを正直に書くのは避けた方がいいでしょう。
慶應義塾大学の理念とか、科目の中に勉強したい学問があるとか、慶應卒の成功者に憧れたとか、慶應教授の○○先生に学びたいと思ったとか、そういう内容で問題ないと思います。
また、通信教育課程を選んだ理由についても書くことになりますが、これは人それぞれ理由があると思いますので、正直に書けば問題ありません。
最後に、①と③の小論文においては、慶應義塾大学で真剣に勉強したいという意思の強さが大事です。
読み手に熱意が伝わる小論文が書ければ、まず合格することができるでしょう。
それでは、頑張って小論文を書き上げてください。
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