社会人が働きながら大卒資格を取得する方法をご紹介します。
現在は中卒や高卒よりも大卒の方が多い世の中になり、色々な面で大卒が有利となっています。
しかし、家庭の事情などで進学ができなかった人は数え切れないくらいいるのが現状であり、家庭の財力は子どもの一生を左右するといっても過言ではありません。
よく、「奨学金を使え」と無責任なことを言う人がいますが、働いてお金を稼ぐ必要があるからこそ、就職を選んだ人が多いことを忘れてはいけません。
そのような方にこそ、通信制大学を推奨します。
通信制大学の入学条件と大学の選び方
通信制大学の入学条件は、高校を卒業、もしくは大検・高認に合格していることと、18歳以上ということだけです。
ほとんどの通信制大学は入学試験がなく、一部の大学のみ小論文に合格する必要があります。
そして、通信制大学の一番のメリットは学費が安いことです。
私立の大学の場合、4年間で約500万円ほどかかる学費が、通信制大学なら50~100万円くらいになります。
(なお、通信制大学であっても高額な授業料が必要な学校も多く、早稲田大学の場合は350万円~と通信制大学の中ではかなり高額です)
しかし、注意点としては、通信制大学は学校にあまり行かない性質上、レポートの評価が最重視されるのです。
このことから、学力試験がないために難関大学に入学する方も多いですが、その場合はレポートに苦労する方もいるかもしれませんし、実際にレポートが難しすぎて卒業できずに中退する方も多いと言われています。
通常、通学制大学の場合は出席が評価されますが、通信制大学の場合は学校に通わない性質上、どうしてもレポートの採点が厳しくなり、卒業率は低いのです。
そのため、ただ大卒資格が欲しいだけならば、卒業しやすい通信制大学を選ぶといいですが、苦労してでも難関大学を卒業したいという方は、挑戦する価値があります。
通信制大学には福祉系やIT系、芸術系の大学もありますので、専門知識を学びたいという方は、そのような大学を選ぶといいでしょう。
通信制大学の一覧は以下のリンクを参考にしてください。
通信制大学の最高峰、慶應義塾大学通信教育課程について
ちなみに、私は簡単に卒業できる大学にお金を払いたくないという思いがあったため、通信制大学の最難関であり、卒業率3%と言われている慶應義塾大学法学部通信教育課程にあえて入学しました。
どうせ勉強するなら、難しいことに挑戦したいという思いが私にはあったのです。
私の場合、41歳で高認に合格するまでは高校中退が最終学歴だったので、一気に学歴をトップレベルにしたいという考えがありました。
(現在の学歴は高校卒業と同等以上の学力を有する者という分かりにくいものですが、一応高卒扱いとなります)
一般的な通信制大学は卒業証明書に「通信」と書かれますが、慶應義塾大学の場合は通信であろうと卒業証明書に「通信」と書かれないため、その点に魅力を感じたというのも理由の一つです。
この理由は、慶應義塾大学の通信教育課程は卒業が本当に難しいことから、卒業した人はたとえ通信であっても堂々と慶應卒を名乗っても良いという学校の考えのようです。
ただし、学科名は通学と通信は違い、たとえば通学制の場合は「法学部法律学科」でも、通信制の場合は「法学部甲類」というように、微妙に違います。
このことから、慶應通信卒業生は履歴書に「通信教育課程」を入れる必要はありませんが、慶應通信法学部甲類を卒業した人が「法学部法律学科卒業」と履歴書に書くのは学歴詐称です。
しかし、考え方次第では、通学制の場合は親のスネをかじって大学に行った人が大半なのに対して、通信制の場合は独立した社会人が自分自身が稼いだお金を使って、仕事の合間に努力して勉強するわけです。
なので、通信制大学を卒業することは、本当に立派なことだと思います。
なお、法学部に入った以上、私は卒業を目指すのはもちろん、法律系の資格も取得したいと考えています。
卒業後にどうなるかは分かりませんが、慶應卒として胸を張れるよう頑張るつもりです。
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。
私は、大学中退で社会人として働いている25歳です。通信教育が気になり調べて慶應義塾大学の通信を今年行きたいと思っております。卒業するまでが大変だと思いますが、今からなにを準備していればよろしいでしょうか?希望専攻は経済学部です。
なにかアドバイス等ありましたら。よろしくお願いします。
お返事が遅くなってすみません。
慶應通信は卒業するまでが大変と聞きますが、きちんと計画を立てて日頃から勉強をすれば問題ないと思います。
実際、私は働きながらでも1年で38単位取れてます。
準備するのはレポートの書き方です。
レポートの書き方さえしっかりとできていれば、単位を取ることができるはずです。
入学試験として小論文を3本書くことになりますが、レポートの書き方の勉強をしていれば、問題なく書き上げることができます。
小論文の一つは書評なので、経済学部ということで、経済関係の書籍を選ぶといいでしょう。